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大阪府泉大津市のフェス RUSH BALL 2020での感染症対策

 

 

https://www.rushball.com/guideline/guideline.pdf

RUSH BALL 2020 大阪府 泉大津フェニックス
2020 年 8 月 29 日・30 日に関して
RUSH BALL 2020 は泉大津フェニックスでの開催を迎えるにあたり
昨年までと大きく内容を変更して、新型コロナウィルス感染拡大防止に伴う国の
イベント実施における人数制限に従い1日の入場者数を5000人までとします。
(今年度の泉大津フェニックスの最大キャパシティ:30000人)
・イベント参加者はマスク着用・手洗い・身体的距離の確保を励行し、各自が遵守するものとします。
・事前・当日の WEB 問診・検温・消毒・「大阪コロナ追跡システム」の登録義務を実施します。
・輸送計画として、市中誘導を伴うシャトルバスでの来場者を大幅に制限し、直接バスの会場へ
 の乗り入れや自家用車での来場を促すように発信します。
 シャトルバスは開場時・終演後付近での時間制限を設け、日中の分散来場をなくす目的とし、
 市内を歩行来場する方の速やかな移動を促すものとします。
・会場内の観覧エリア分けによる今年の野外イベントの楽しみ方を、身体的距離の確保をはじめ、
 マスク着脱の方法や、イベントの楽しみ方を来場者と共に共有していきます。
・イベントを明るく楽しく実施することを目的とし、感染予防に対するルールやモラルを維持する
 ため会場内でのアルコール類の販売はいたしません。

 

公式ツイートやガイドラインを拝見する限り、相当な感染症対策が取られているのだと伺えます。収容人数30000人のところを5000人までにしていることからキャパの1/6となると利益が出るのか心配になりますが、おそらくは採算度外視でやっているのでしょう。

やはり目を引くのがスタンディングエリアでの半ば強制的に距離を取らざる得ない網、ではないでしょうか。運営側が相当な覚悟を決めてそれなりの資金を投じて行ったことで、今後感染症が一定以上蔓延した社会下における一つの指針になると思われます。しかしこれが成功したか否かはまだわかりません。新型コロナに感染して検査で発覚するまでには時差があるからです。感染者がある程度出るのは致し方ないにせよ、それが広まっていないことを願うばかりです。

ただ、あくまでこのフェスに参加したわけではない外部の人間からすると、これなら椅子席を用意したほうが良かったのでは?と思います。もちろんそうなると、そもそも野外の芝生がある環境で行うことは現実的ではなく、つまりは会場の移転が選択肢として浮上することになるでしょう。つまり来年度以降、フェス界隈で行われることが予想されるのは、会場の移転です。それが恒久的なものかは別として、今までの野外の会場で行うには現実問題としてコロナが収束しない限りコストが上昇し、なおかつ収容人数も見込めず採算が合うかはまだ未知数、というかやはり厳しいと思われます。

今回のRUSH BALL感染症対策は、相当な努力の跡が伺えるし、おそらく現時点でこれ以上のものは望めないでしょう。しかしこの感染症対策が正しかったかは今後時間をかけて検証する必要があるし、すべてのフェスに適応するにはやはり難しいと思います。感染症が収束するまではフェスが違った形に移行するのはもはや避けられないことなのだと思います。

 

以下の記事でより多くのツイートが拾われています。

 

matome.naver.jp