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【感想】8/16 NOT WONK「dividend Tokyo」配信

 

当日は体調が悪かったのでアーカイブで見た。アーカイブが見れるの本当にありがたい。

NOT WONKのライブを見るのは去年の12/7の苫小牧での「Your Name」以来で、その後2月にOTO TO TABIで見る予定だったがコロナの影響で中止となった。その後のアジカンのツアーでのオープニングアクトの予定も、5月に渋谷クアトロでワンマンもすべて中止となった。もっとも彼らは苫小牧のライブハウスの屋上からインスタライブをしたり、完全予約制で苫小牧の倉庫でライブをしたりしていたので、今回がライブ復帰というわけではないが。

というわけで8ヶ月ぶりのNOT WONKなのだけど、奇しくも放送前日にライジングサンのYouTube特番を見て(途中で寝た)、そういえばここ数年は毎年ライジングでNOT WONKを見ていて、今年はライジングがないけどその翌日にNOT WONKが見れるんだなあと思ったり。

8ヶ月ぶりの彼らはあまり変わっていなかった。1曲目は「Down the Valley」、そして「Subtle Flicker」「Of Reality」と続く。アルバムと同じ流れ。でも演奏は余裕綽々。それどころかむしろ飽きている感じも。何か別の鉱脈を掘り当てようと歌い方を変えたり。でもまあそれ自体以前からやっていることで、やはりあまり変わっていない気も。敢えて言うならフジの髪が伸びたくらい。新曲も演奏していたが『Down the Valley』の先を象徴するような曲ではなかった。

では本当に彼らは変わっていないのか?そうではないと思う。彼らを取り巻く環境や情勢は劇的に変わった。ライブはいくつも中止になり、お客同士が距離を置くこと、もしくは配信を前提としたライブが求められるようになった。でもそんな状況下でNOT WONKは70名しか入れられないワンマンで配信用の映像と音声を用意し、彼らの地元の苫小牧のライブハウスでの爆音上映会を用意し、その上で以前と変わらない演奏をする。そして以前と比べて劣らない満足感のある演奏を提供する。

以前とは異なる状況下で、以前とはまた別の試行錯誤をする。というかどんな状況であろうと試行錯誤する。その姿勢が変わらないというか、どんな状況であろうと「変わろうとすることを変えない」のがあまりに真っ当で、いつものNOT WONKがそこにはいた。それがとてもうれしかった。

セットリストは『Down the Valley』が多めでありつつ、1st、2nd、EPからもまんべんなく取り入れたほぼNOT WONKのベストとも言える内容だった。あの日以来の「Your Name」は泣けた。その後の「Landfall」はひたすら美しかった。「This Ordinary」「Laughing Nerds And A Wallflower」では、お客さんはモッシュはできないけど拳を突き上げた。何も変わらない。画面越しであろうとNOT WONKはいつもどおり最高だった。

 

  1. Down the Valley
  2. Subtle Flickers
  3. Of Reality
  4. Imagine
  5. Don't Get Me Wrong
  6. Shattered
  7. 新曲
  8. Come Right Back
  9. I Give You As You Gave Me
  10. Laughing Nerds And A Wallflower
  11. I Won't Cry
  12. Your Name
  13. Landfall
  14. This Ordinary
  15. Die Young For The Earth

 

https://twitter.com/NOT_WONK/status/1294600414856278017

明日はPA:新妻フロムいわき、照明:中野剛フロム苫、生配信ミックス:大野フロム苫、映像dir:佐藤祐紀フロム旭川、演奏:ノトウォでお届けします。
わや楽しみだな〜〜〜

ツイートの引用ばかりで申し訳ないけど、映像と音はすごく良かった。ドキュメンタリー映画にもなりそうなしっかりした映像が生配信で見れるなんて。構図が美しかった。低音もしっかり出ていて最高だった。